自然科学系業績の例(2009年セラミック協会学術賞における受賞内容)

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研究題目:「表面濡れ性を制御した光触媒薄膜の機能とその応用に関する研究」 

強調すべき業績内容  酸化チタンを代表とする光触媒薄膜は、セルフクリーニング材料、空気・水浄化材料などとして、人々の生活に無くてはならない材料となっている。被推薦者の最大の業績は、薄膜光触媒表面に光照射を行うことで、水との濡れ性が著しく高まる現象(超親水性現象)を初めて見出したことである。今日の光触媒技術の応用分野は多岐にわたるが、そのほとんどがこの発見に端を発していると言っても過言ではない。さらに、その後の親水化機構の研究や、濡れ性制御範囲を拡大する研究によって、親水領域のみならず撥水領域を含む「光励起反応による表面濡れ性制御」という新たな分野を切り開いた。この光励起反応による表面濡れ性制御の知見によって、それまで遅々として実用化が進んでいなかった光触媒技術が、建築外壁や道路資材などのセルフクリーニング材料に幅広く利用されるようになった。本研究は、後続する研究にも大きなインパクトを与え、外国特許として数多く登録された主要な研究成果は、世界各国で幅広く利用されている。

推薦業績は、(1)親水性光触媒薄膜の研究、(2)撥水性光触媒薄膜の研究、(3)光触媒の機能応用研究、の3つに大別される。これらの中で特に強調すべき業績を(1)-(3)の順に以下で説明する。

(1)親水性光触媒薄膜の研究 

従来までの光触媒の研究では、気体や液体との反応性のみが重視され、主に比表面積が大きく多孔質な光触媒材料が研究対象とされていた。しかし、本研究では、光触媒技術の新規分野への飛躍的な発展を図り、水が浸透せず濡れ性制御が可能な程度の緻密性を有し、かつ建築材料や住宅設備などへの応用に耐える耐摩耗性が優れる薄膜の合成を試み、酸化チタンナノ粒子を用いた薄膜プロセスを用いて緻密薄膜の合成に成功した。この薄膜表面の濡れ性の研究の過程で、光照射に応じて酸化チタン薄膜表面の濡れ性が著しく向上し、水接触角が殆ど0°となる現象(現在では、一般に超親水性とよばれる)を発見した。さらに、超親水化現象の機構を解明するとともに、その高度化に取り組んだ。本研究で得られた成果を以下に示す。

①酸化チタンナノ粒子を用いた薄膜プロセスにより、緻密で反応活性が高いアナターセ型光触媒薄膜を合成することに成功した。さらに、Cu, Ag等各種金属の坦持や表面組織の最適化により、反応効率および触媒活性を向上することできることを明らかにした。(業績:1,54, 57,70,83,84,85,86,87,88)

②酸化チタンの前駆体から結晶質の酸化チタン薄膜を得る過程で熱処理が行われるが、その際、熱応力による膜の剥離等が、同薄膜の実用化を図る上で大きな障害となった。この問題の解決法として、無機・有機の傾斜薄膜を利用することによって応力を緩和する方法や、低温プラズマ処理により酸化チタン前駆体を常温近傍で結晶化させる方法などを提案した。(業績: 4, 7, 28, 40, 43, 52, 72, 75)

③これらの方法によって得られた薄膜の光学的構造の最適化によって、光触媒薄膜の活性を最大化することが可能であることを示した。(業績:30,53,63,64)

④緻密な酸化チタン薄膜表面の濡れ性の研究を行う過程で、光照射に応じて酸化チタン薄膜表面の濡れ性が著しく向上し、水接触角が殆ど0°となる現象(一般に超親水性とよばれるようになった)を発見した。(業績:2,5,6,10,79,91,92 )

⑤超親水性が発現する過程で、親水かつ親油性を併せ持つ両親媒性が生じること、親水化特性が酸化チタンの結晶方位で差があること、繰り返し光照射で親水化速度が変化すること、濡れ性変化が薄膜表面の構造変化に起因する現象であることなどを明らかにし、酸化チタン以外の酸化スズ、酸化亜鉛等においても類似の親水化特性を見出した。(業績:16,17,18, 20,26,27,31,33,36,37,42,45,46,50)

⑥光照射によって生じる親水性の暗所での特性維持特性の向上にSiO2の添加が有効であること、他の酸化物との複合による高感度化など、作製した光触媒薄膜の性能高度化に関する有用な知見を得た。(業績:8, 9, 11,22,25, 28,40)

(2)撥水性光触媒薄膜の研究

 親水性とは逆の撥水性の領域においても、酸化チタンに代わる新たな光触媒を利用した研究により、光励起反応を利用して撥水性の維持制御が可能であることを明らかにした。このことにより、光励起反応による表面濡れ性制御の対象領域を、親水から撥水までの濡れ性全般に拡大した。本研究で得られた成果を以下に示す。

Young, Wenzel, Cassieの式であらわされる古典的な撥水性制御理論に基づく組織制御と撥水性ポリマーの利用によって、表面の撥水性を高め150°を超える超撥水表面を得ることができることを示した。(業績:12,13,23,34,35,61)

②撥水性ポリマーを用いない系では親水性光触媒の表面組織を制御することによって、接触角が60°程度までの疎水性表面を得ることができることを示した(業績:38)

③撥水性ポリマーと表面組織制御を組み合わせた超撥水表面の維持制御をおこなうため、光励起親水化が生じる光触媒を導入する際には、撥水性が失われないようにするための精密な組織制御が有効である。さらに本研究では、親水化しない新たな光触媒を得る目的で、非酸化チタン光触媒を検討した。半導性を示さないカルシウムハイドロキシアパタイトに極めて微弱な光触媒活性があることが報告されていることに着目し、これにTiイオンをドープすることで、比較的高い光触媒活性を有し疎水性を維持する光触媒粉体を得た。(業績:19,29,41,99)

Tiドープアパタイトについては、ゾルゲル法によって薄膜を得ることにも成功し、光学的性質などを明らかにするとともに、薄膜でも光利用効率の高く、かつ親水化しない光触媒薄膜を得ることに成功した。(業績:14,44,95,96)     

Tiドープアパタイトが、光照射で親水化することがないことに加え、生成するラジカルが空気中を拡散しにくいなどの酸化チタンとは異なる性質を有することを利用し、Tiドープアパタイトと撥水性ポリマーを組み合わせることによって、水接触角が140°を超える超撥水性を長期にわたって維持できる光触媒薄膜を得ることに成功した。(業績:47)

⑥接触角であらわされる撥水性の評価方法をさらに発展させ、接触角ではなく液滴の転落性などに代表される動的撥水性に着目した評価と、超撥水領域の転落角の制御方法、さらには電界などの外場の影響について明らかにした。(業績:24,39)

⑦ポリマーの自己組織化や、フッ素(FAS17)およびトリメチルシラン(ODS)を用い、ナノメートルスケールの平滑性を制御することによって、動的撥水性が著しく向上することを明らかにした。(業績:15,43,48)

⑧最新の取り組みとしては、ポリマーを用いない酸化チタン光触媒のような無機薄膜でも動的撥水性を高めることができることを予測し、光励起反応を動的撥水性の制御に応用する研究に展開しつつある。(業績:55)

(3)光触媒の機能応用研究

 濡れ性制御が可能な光触媒多結晶薄膜の用途は、従来考えられていた光触媒とは異なる分野に発展可能である。本研究では様々な分野の研究者との共同研究によって、光触媒の機能応用研究に取り組んだ。その具体例を以下に示す。

①蛍光灯のスペクトルを利用した薄膜光触媒の建築内装材への応用。(業績:56,66,73,80)

②親水性シリコンハードコートやシーラント等、防曇剤、印刷版への応用。(業績:71,72,76,89)

③濡れ性制御による熱伝達の向上や、沸騰状態の制御。(業績:32,59,60)

④光還元による金属坦持を抗菌剤の製造や医療関係への応用。(業績:67,81,90)

⑤着雪防止への応用。(業績:3,94)

⑥ダイオキシン発生抑止対策ポリマーへの応用(業績:74,78

Tiドープアパタイト表面が疎水的で、かつ大きなタンパク質吸着特性を有することを活かした植物の防疫への応用。(業績:100

 以上の3つの研究成果によって、その後の親水から撥水に至るまでの光触媒薄膜に関する研究分野が花開いた。学術論文被引用回数でみると、業績(16)748,業績(21)159,業績(24)219回など、以降の論文に数多く引用されていることから見ても、本研究がその後の親水性、撥水性光触媒薄膜の研究の基盤となっていることが分かる。そしてその端緒となった光励起親水化反応の発見については、1996年に日本セラミックス協会のセラミックス誌に、他誌に先駆けて最も早く報告を行ったこと(業績(2))を特に強調したい。

 さらに「光触媒の機能応用研究」で述べたように、被推薦者は光触媒の応用展開についても精力的に取り組み、企業と共同で多くの実用製品を生み出している。その過程で、大学における知的財産・産学連携に関して、アカデミック側の代表の一人として、わが国における制度・システムの設計・構築に関わり、極めて大きな貢献を果たしてきている。これらの業績については、別途提出する資料(4)研究業績目録の最後に、その一部を掲載した。

推薦業績に関する主要論文の論文目録

①日本セラミックス協会論文誌および機関紙(年会、秋季シンポ発表論文を含む)

1.           渡部俊也, “住宅設備機器とセラミックス“, セラミックス, 28, 1001-1006(1993).

2.           渡部俊也, “超親水化光触媒とその応用“, セラミックス, 31, 837-840(1996).

3.           加古哲也,中島章,加藤善二,植松敬三,渡部俊也,橋本和仁, “固体表面での撥水性と着落雪挙動との関係“,Journal of Ceramic Society of Japan, 110, 3, 186-192(2002).

4.           K.Takami, A.Nakajima, T.Watanabe and K.Hashimoto, “Preparation and reflectivity of self-organized nanograded SiO2/TiO2/PMMA thin films”, Journal of Ceramic Society of Japan, 112, 3, 138-142(2004).

5.           渡部俊也,中島章,小泉真一,藤嶋昭,橋本和仁, “酸化チタン薄膜の濡れ性の光制御“,日本セラミック協会年会講演予稿集, 412(1999).

6.           宮内雅浩,中島章,藤島昭,橋本和仁,渡部俊也, “光触媒薄膜における光誘起親水化現象“,日本セラミックス協会秋季シンポジウム講演予稿集,28(1999).

7.           渡部俊也,高見和之,藤嶋昭,橋本和仁, “無機・有機傾斜薄膜の作成とその特性(2)-ポリマーとセラミックス薄膜の無界面接合-“,日本セラミックス協会秋季シンポジウム講演予稿集, 194 (1999).

8.           渡部俊也,柴田竜雄,中島章,橋本和仁, “酸化チタン薄膜の光励起親水化反応の高感度化“,日本セラミックス協会秋季シンポジウム,257,(2000).

9.           宮内雅浩,下吹越光秀,中島章,橋本和仁,渡部俊也, “TiO2/WO3 複合薄膜の光誘起親水化現象“,日本セラミックス協会秋季シンポジウム,261,(2000). 

10.         渡部俊也, “光触媒―抗菌・防汚ブーム我が国発見―“,セラミックス, 35, 1, 52- 532000

11.         渡部俊也, “ナノ領域の微細構造制御による機能表面の創製“,日本セラミックス協会年会講演予稿集,75(2002).

12.         吉満然,中島章,渡部俊也,橋本和仁, “固体表面の微構造が表面撥水性の強調に及ぼす効果(2“,日本セラミックス協会年会講演予稿集, 234(2002).

13.         武田宏二,佐々木大,倉持努,木枝暢夫,野沢知聡,片山恵一,橋本和仁,渡部俊也,中島章, “高機能超撥水ポリマーフィルムの作製と評価“,日本セラミックス協会年会講演予稿集, 258(2002).

14.         渡部俊也,吉田直哉,逸見百子,若村正人, “Ti導入アパタイト薄膜の光触媒特性,日本セラミック協会年会講演予稿集,29(2005). 435.

15.         吉田直哉,鈴木俊介,酒井宗寿,橋本綾子,亀島欣一,中島章,渡部俊也, “自己組織化単分子膜を用いた動的撥水性の制御“,日本セラミックス協会第20回秋季シンポジウム,106(2007).

②その他の論文誌、機関誌等

-1 原著論文(審査付き)

16.         R.Wang, K.Hashimoto, A.Fujishima, M.Chikuni, E.Kojima, A.Kitamura, M.Shimohigoshi and T.Watanabe, “Light Induced Amphiphilic Surface”,Nature,388,431-432(1997).

17.         R.Wang, K.Hashimoto, A.Fujishima, M.Chikuni, E.Kojima, A.Kitamura, M.Shimohigoshi and T.Watanabe; ”Photogeneration of Highly Amphiphilic TiO2 Surfaces”, Adv. Mater.,10,135-138 (1998).

18.         N.Sakai, R.Wang, A.Fujishima T.Watanabe and K.Hashimoto,”Effect of Ultrasonic Treatment on Highly Hydrophilic TiO2 Surfaces “, Langmuir,14,5918-5920 (1998).

19.         M,Wakamura, K.Hashimoto and T.Watanabe,”Surface Structure and Photocatalysis of Calcium Hydroxyapatite Modified with Titanium Ions”, Phosphorus Research Bulletin, 10, 323-328 (1999).

20.         R.Wang, N.Sakai, A.Fujishima, T.Watanabe and K.Hashimoto,”Studies of Surface Wettability Conversion on TiO2 Single-Crystal Surfaces”, J.Phys.Chem.B, 103,12, 2188-2194 (1999).

21.         T.Watanabe, A.Nakajima, R.Wang, T.Minabe, S.Koizumi, A.Fujishima and K.Hashimoto, “Photocatalytic  Activity  and  Photoinduced Hydrophilicity of Titanium Dioxide Coated Glass”, Thin Solid Films,351,260-263(1999).

22.         M.Machida, K.Norimoto, T.Watanabe, K,Hashimoto and A.Fujishima,”The Effect of SiO2 Additional in Super-Hydrophilic Property of TiO2 Photocatalyst”, Journal or Materials Science, 34, 11, 2569-2574,(1999).

23.         A.Nakajima, A.Fujishima, K.Hashimoto and T. Watanabe,”Preparation of Transparent Superhydrophobic Boehmite and Silica Films by Sublimation of Aluminum Acetylacetonate” Adv.Mater.11,16,1365-1368(1999).

24.         M.Miwa, A.Nakajima, A.Fujishima, K.Hashimoto and T.Watanabe,”Effects of the Surface Roughness on Sliding Angles of Water Droplets on Superhydrophobic Surfaces”, Langmuir, 16, 13, 5754-5760(2000).

25.         M.Miyauchi, A.Nakajima, A.Fujishima, K.Hashimoto and T.Watanabe,” Photoinduced Surface Reactions on TiO2 and SrTiO3 Films”, Chem. Mater., 12, 1, 3-5 (2000).

26.         A.Nakajima, S.Koizumi, T.Watanabe and K.Hashimoto,” Photoinduced Amphiphilic Surface on Polycrystalline Anatase TiO2 Thin Films”; Langmuir, 16, 17, 7048-7050 (2000).

27.         T. Watanabe, S.Fukayama, M.Miyauchi, A.Fujishima and K.Hashimoto,” Photocatalytic Activity and Photo-Induced Wettability Conversion of TiO2 Thin Film Prepared by Sol-Gel Process on a Soda-lime Glass”, Journal of Sol-Gel Science and Technology, 19, 71-76, (2000).

28.         M.Miyauchi, A.Nakajima, K.Hashimoto and T.Watanabe; “A High Hydrophilic Thin Film under 1 μW/cm2 UV Illumination”, Advanced Materials, 12, 24, 1923-1927(2000).

29.         Nakajima, K.Takai, G.Yamaguchi, A.Fujishima, K.Hashimoto and T.Watanabe, “Transparent Superhydrophobic Thin Films with Self-Cleaning Properties”, Langmuir 16, 7044-7047,(2000).

30.         R. Sun, A.Nakajima, I.Watanabe, T. Watanabe and K.Hashimoto, “TiO2-Coated Optical Fiber Bundles Used as a Photocatalytic Filter for Decomposition of Gaseous Organic Compounds”, Journal Photochemistry and Photobiology A:Chemistry, 136, 111-116,(2000).

31.         T. Minabe, A.Fujishima, A.Nakajima, T. Watanabe and K.Hashimoto, ” Effect of Thermal and Evacuating Treatments on Photo-induced Hydrophilic Conversion at TiO2 Surface”, Electrochemistry, 68, 10, 779-782(2000).

32.         Y.Takata, S.Hidaka, J.M.Cao, K.Tanaka, M.Masuda, T.Ito, T.Watanabe and M.Shimohigoshi, ” “Boiling and Evaporation from a Superhydrophilic Surface”, Thermal Science & Engineering, 86, 33-41(2000).

33.         A. Nakajima, S.Koizumi, T.Watanabe and K.Hashimoto,”Effect of Repeated Photo-Illumination on the Wettability Conversion of Titanium Dioxide,”,Journal of Photochemistry and Photobiology A:Chemistry 146, 129-132(2001).

34.         A.Nakajima, K.Hashimoto and T.Watanabe,” Recent Studies on Super-Hydrophobic Films”, Monatshefte für Chemie, Chemical Monthly, 132, 1 31-41 (2001).

35.         A.Nakajima, C.Saiki, K.Hashimoto and T.Watanabe,” Processing of Roughened Silica Film by Coagulated Colloidal Silica for Super-Hydrophobic Coating”,Journal of Materials Science Letters, 20, 1975-1977(2001).

37. R.Sun, A. Nakajima, A.Fujishima, T. Watanabe and K.Hashimoto, “Photoinduced Surface Wettability Conversion of ZnO and TiO2 Thin Films”, J.Phys.Chem.B, 105, 10 1984-1990(2001).

36.         M.Miyauchi, A.Nakajima, T.Watanabe, and K.Hashimoto,” Photocatalysis and Photoinduced Hydrophilicity of Various Metal Oxide Thin Films “, Chem. Mater., 14, 6, 2812-2816 (2002).

37.         K. Takami, T. Adachi, A. Nakajima, K. Hashimoto and T. Watanabe,” Inorganic-Organic Fuctionally-Graded Films, the Role of Intermediate Layers between TiO2 Coatings and Polymer Substrates “, Surface Coatings International Part B: Coatings Transactions, 85, 155-158(2002).

38.         M.Miyauchi, N.Kieda, S.Hishita, T.Mitsuhashi, A.Nakajima, T.Watanabe and K.Hashioto,” Reversible Wettability Control of TiO2 Surface by Light Irradiation”, Surface Science, 511, 401-407(2002).

39.         K.Takeda, A.Nakajima, K.Hashimoto and T.Watatanabe,”Jump of Water Droplet from a Super-Hydrophobic Film by Vertical Electric Field “, Surface Science, 519, l589-1592(2002).

40.         M.Miyauchi, A.Nakajima, T.Watanabe, and K.Hashimoto,”Photoinduced Hydrophilic Conversion of TiO2/WO3 Layered Thin Films”, Chemistry of Materials, 14, 11, 4717-4720(2002).

41.         M.Wakamura, K.Hashimoto, and T.Watanabe,”Photocatalysis by Calcium Hydroxyapataite Modified with Ti(IV):Albumin Decomposition and Bactericidal Effect”, Langmuir, 19, 3428-3431(2003).

42.         N.Sakai, A.Fujishima, T.Watanabe, and K.Hashimoto,”Quantitative Evaluation of the Photoinduced Hydrophilic Conversion Properties of TiO2 Thin Film Surfaces by the Reciprocal of Contact Angle”, J.Phys.Chem.B, 107, 4, 1028-1035(2003).

43.         N. Yoshida, Y. Abe, H. Shigeta, K. Takami, H. Osaki, T. Watanabe, K. Hashimoto and A. Nakajima, “Preparation and Water Droplet Sliding Properties of Transparent Hydrophobic Polymer Coating by Molecular Design for Self-Organization”, J. Sol-Gel Sci. Tech., 31, 195-199 (2004).

44.         N.Yoshida, T.Ishida, C.Saiki, M.Wakamura, H.Ohsaki, K.Hashimoto and T.Watanabe,” Preparation of Transparent Thin Film of Novel Apatite-Based Photocatalyst”, Chemistry Letters, (12), 1666-1667(2005).

45.         N. Kanai, T. Nuida, K. Ueta, K. Hashimoto, T. Watanabe and H. Ohsaki, “Photocatalitic Efficiency of TiO2/SnO2 Thin Film Stacks Prepared by Reactive DC Magnetron Sputtering “, Vacuum, 74, 723 (2004).

46.         T. Nuida, N. Kanai, K. Hashimoto, T. Watanabe and H. Ohsaki, “Enhancement of Photocatalitic Activity using UV Trapping Effect”, Vacuum, 74, 729 (2004).

47.         N.Yoshida, M.Takeuchi, T.Okura, H.Monma, M.Wakamura, H.Ohsaki and T.Watanabe, “Super-Hydrophobic Photocatalytic Coatings Utilizing Apatite-Based Photocatalyst”,Thin Solid Films, 502,108-111(2006).

48.         N.Yoshida, Y.Abe, H.Shigeta, A.Nakajima, H.Ohsaki, K.Hashimoto, and T.Watanabe,”Sliding Behavior of Water Droplets on Flat Polymer Surface”, Journal of the American Chemical Society, 128(3), 743-747(2006).

49.         H. Ohsaki, Y. Shibayama, A. Nakajima, A. Kinbara and T. Watanabe,”Plasma  Treatment  for Crystallization of Amorphous Thin Films”, Thin Solid Films, 502, 63 (2006).

50.         H. Ohsaki, N. Kanai, Y. Fukunaga, M. Suzuki, T. Watanabe and K. Hashimoto, “Photocatalytic Properties of SnO2/TiO2 Multilayers” Thin Solid Films, 502, 138 (2006).

51.         H.Ohsaki, M.Suzuki, Y.Shibayama, A.Kinbara and T.Watanabe,”Room Temperature Crystallization of ITO Films on Glass and PET Substrates Using RF Plasma”, J. Vacuum Sci. Technol.A, 25, 1052 (2007).

52.         H.Ohsaki, Y.Shibayama, M.Suzuki, A.Kinbara, H.Yashiro and T.Watanabe , “Room Temperature Crystallization by RF Plasma”, Thin Solid Films 516, 4490-4494(2008).

53.         K.Awazu, M.Fujimaki, C.Rockstuhl, J.Tominaga, H.Murakami, Y.Ohki, N.Yoshida and T.Watanabe, “A Plasmonic Photocatalyst Consisting of Silver Nanoparticles Embedded in Titanium Dioxide”, Journal of the American Chemical Society, WebReleaseDate,January12 (2008).

54.         H. Ohsaki, N. Kanai, Y. Fukunaga, M. Suzuki, Y. Shibayama, T. Watanabe and K. Hashimoto, “

Characterization of Sputtered Triple Layer Photoactive Coating with a Glass-like Appearance “, Thin Solid Films, 516, 4558–4562(2008).

55.         T.Watanabe and N.Yoshida, “Wetability Control of Solid Surface Utilizing Photocatalysis”, The Chemical Records in press.

 

-2 国際会議報告(審査付き)

56.         T.Watanabe, A.Kitamura, E.Kojima, C.Nakayama, K.Hashimoto and A.Fujishima, “Photocatalytic Activity of TiO2 Thin Film Under Room Light”, Photocatalytic Purification and Treatment of Water and Air, Proc.of the 1st Int. Conf. on TiO2 Photocatalytic Purification of Water and Air, London Ontario Canada,8-13 Nov.1992,edited by D.F.Ollis and Al-Ekabi,,Elsevier, 747-750 (1993).

57.         T.Watanabe, E.Kojima, K.Norimoto and M.Saeki, “Fabrication of TiO2 photocatalytic tile and its practical applications”, Fourth Euro-Ceramics Conference, 11, Floor and wall tiles, 2-6 October 1995, Riccione, Italy, edited by C.Palmonari, Gruppo Editoriale Faenza Editrice S.p.A, 175-180(1995).

58.         T.Watanabe, R.Wang, M.Minabe, K.Hashimoto, A.Nakajima and S.Koizumi,”Photocatalytic Activity and Photoinduced Hydrophilicity of Titanium Dioxide Coated Glass”, 2nd International Conference on Coating Glass, September 6-10, Saarbrucken,Germany, 374-377(1998).

59.         Y.Takada, K.Tanaka, K.Kajima, T.Ito, T.Watanabe and M.Shimohigoshi, ” Enhancement of Heat Transfer with Liquid-Vapor Phase Change by Photo-Induced Hydrophilicity “, Proceedings of the 33RD National Heat Transfer Conf. Aug.15-17, Albuquerque, New Mexico(1999).

60.         Y.Takata, S.Hidaka, J.M.Cao, T.Nakamura, H.Yamamoto, M.Masuda, T.Ito and T.Watanabe; “Boiling and Evaporation Heat Transfer from a TiO2-Coated Surface “, Proceedings of the 5th World Conference on Experimental Heat Transfer, Fluid Mechanics and Thermodynamics,    Thessaloniki, Greece – September 24-28, Vol.1, 203-208(2001).

61.         A.Nakajima, Z. Yoshimitsu, C. Saiki, K. Hashimoto, and T. Watanabe, “Processing of a Super-Hydrophobic Silica Film by Combining Two Different Roughness Dimensions” Ceramic Processing Science IV, Ceramic Transactions vol. 112, 323-328 (2001), Proc. 7th International Ceramic Processing Science Meeting in Nagoya, Japan Edited by S. Hirano.

62.         A.Nakajima, K.Fukuhisa, K.Shinohara, H.Ohsaki and T.Watanabe, “Microstructure and Properties of TiO2 Thin Films Crystallized at Room Temperature”, The 4th International Conference on Coatings on Glass (ICCG), 211-213(2002).

63.         Y.Tachibana, K.Kusunoki, T.Watanabe, K.Hashimoto and H.Ohsaki, “Optical Properties of Multilayers Composed of Silver and Dielectric Materials”, The 4th International Conference on Coatings on Glass (ICCG), 669-674 (2002).

64.         K.Kusunoki, Y.Tachibana, T.Watanabe and K.Hashimoto; “Interaction Between Silver Surface Plasmon and Dielectric Materials”, The 4th International Conference on Coatings on Glass (ICCG), 735-740(2002). 1.

65.         T. Watanabe, Y. Shibayama M. Suzuki, M. Kinbara, N. Yoshida and H. Ohsaki, ” Room Temperature Crystallization Process by Plasma Treatment “, Proceedings of the 1st International Congress on Ceramics : A Global Roadmap June 25-29, 2006,Toronto, Canada, The American Ceramics Society(2006).

 

-3 特許公報(日本特許及び米国特許)

66.         小川孝寿,斉藤俊夫,海野健一,長谷川亮,吉岡保彦,坪内信朗,細入誠一,片山徹,渡部俊也,村澤貞夫,藤嶋昭,橋本和仁,「院内感染防止方法」,特許公開,7-102678,公開日,1995418

67.         篠田純男,友近健一,木村太門,早川信,菅野充誠,則本圭一郎,渡部俊也,「尿路感染防止方法及びそれに用いる採尿バッグ」, 特許公開,8-252303,公開日,1996101

68.         渡部俊也,早川信,小島栄一,千国真,北村厚,「自己浄化性表面を備えた道路標識用反射板」,特許公開 平9-78541, 公開日,1997325

69.         相馬隆治,藤嶋昭,橋本和仁,渡部俊也,早川信,古城隆一「発明の名称 : 遮音壁の洗浄方法」, 特許公開, 平10-37135, 公開日,1998210

70.        T.Watanabe, E.Kojima, K.Norimoto, T.Kimura, M.Machida, M.Hayakawa, A.Kitamura, M. Chikuni, Y.Saeki, T.Kuga and Y.Nakashima “Multi-functional material with photocalytic functions and method of manufacturing same” Patent number: 5853866.Filing date: Oct 6, 1995,Issue date: Dec 29, 1998

71.         M.Chikuni, M.Hayakawa, T.Watanabe, M.Furuya, M.Yamaya and A.Yamamoto ” Photocatalytic hydrophilic coating compositions ” Patent number: 5755867,Filing date: Dec 20, 1996,Issue date: May 26, 1998

72.         M. Chikuni, T.Watanabe, M.Hayakawa, T.Kimura and A. Yamamoto, Hironao Fujiki” Building rubber members and method for imparting hydrophilic surface thereto”,Patent number: 5786414,Filing date: Dec 20, 1996,Issue date: Jul 28, 1998

73.         T.Watanabe, A.Kitamura, E.Kojima, K.Hashimoto and A.Fujishima ” Photocatalytic air treatment process under room light” Patent number: 5874701,Filing date: Apr 10, 1996, Issue date: Feb 23, 1999

74.         渡部俊也,橋本和仁,藤嶋昭,「環境汚染の防止方法および環境汚染を防止する機能を有する製品」,特許公開, 平11-342316,公開日,19991214

75.         高見和之,仲山典宏,鈴木太郎,田中尚樹,橘英輔,足立龍彦,渡部俊也,橋本和仁,藤嶋昭,「有機-無機複合傾斜材料,その製造方法及びその用途」, 特許公開2000-336281, 公開日,2000125

76.         小島真一,小山拓,中島章,渡部俊也,橋本和仁,藤嶋昭,「光触媒体を用いた画像形成材料および画像形成方法」,特許公開2000-343848, 公開日,20001212

77.         相馬隆治,藤嶋昭,橋本和仁,渡部俊也,早川信,古城隆一「遮音壁の洗浄方法」,特許公開2000-345519, 公開日,20001212

78.         渡部俊也,橋本和仁,中島章,藤嶋昭,西川貴志,「表面処理された酸化チタン微粒子」,特許公開2001-2417, 公開日,200119

79.         M.Hayakawa, E.Kojima, K.Norimoto, M.Machida, A.Kitamura,T.Watanabe, M.Chikuni, A.Fujishima, and K.Hashimoto” Method for photocatalytically rendering a surface of a substrate with superhydrophilic photocatalytic surface and method of making thereof ”Patent number: 6013372,Filing date: Sep 19, 1997,Issue date: Jan 11, 2000

80.         T.Watanabe, A.Kitamura, E.Kojima, K.Hashimoto and A.Fujishima ” Photocatalytic air treatment process under room light” Patent number: 6139803,Filing date: Jul 20, 1998

Issue date: Oct 31, 2000

81.         M.Hayakawa, T.Watanabe, T.Kimura, M.Kanno and K.Norimoto” Antimicrobial solid material, process for producing the same, and method of utilizing the same”Patent number: 5961843,Filing date: Apr 3, 1997,Issue date: Oct 5, 1999

82.         M.Hayakawa, E.Kojima, K.Norimoto, M.Machida, A.Kitamura, T.Watanabe, M.Chikuni, A.Fujishima and K.Hashimoto” Method for photocatalytically hydrophilifying surface and composite material with superhydrophilic photocatalytic surface” Patent number: 6090489,Filing date: Jun 19, 1998,Issue date: Jul 18, 2000

83.         T.Watanabe, E.Kojima, K.Norimoto, T.Kimura, M.Machida, M.Hayakawa, A.Kitamura, M.Chikuni, Y.Saeki, T.Kuga and Y.Nakashima ” Multi-functional material with photocatalytic functions and method of manufacturing same” Patent number: 6027797,Filing date: Oct 7, 1998,Issue date: Feb 22, 2000

84.         T.Watanabe, E.Kojima, K.Norimoto, T.Kimura, M.Machida, M.Hayakawa, A.Kitamura, M.Chikuni, Y.Saeki, T.Kuga and Y.Nakashima” Multi-functional material with photocatalytic functions and method of manufacturing same ”Patent number: 6210779,Filing date: Oct 7, 1998,Issue date: Apr 3, 2001

85.         T.Watanabe, E.Kojima, K.Norimoto, T.Kimura, M.Machida, M.Hayakawa, A.Kitamura, M.Chikuni, Y.Saeki, T.Kuga and Y.Nakashima” Multi-functional material with photocatalytic functions and method of manufacturing same” Patent number: 6294246,Filing date: Oct 7, 1998,Issue date: Sep 25, 2001

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87.         T.Watanabe, E.Kojima, K.Norimoto, T.Kimura, M.Hayakawa, A.Kitamura and Y.Saeki ” Multi-functional material with photocatalytic functions and method of manufacturing same” Patent number: 6268050,Filing date: Oct 7, 1998,Issue date: Jul 31, 2001

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